カンボジアではまだまだハロウィンには負けてないようです。
男性が意中の女性にバラの花を贈るという、日本とは少し違った習慣が
定着しているカンボジア。
なんてサラッと書きはじめましたが、実は1か月ぶりの更新。
相変わらずの筆の遅さ、お許しください。
私からは毎年子どもたちとスタッフに、地元にあるお土産屋さん「キャンディ
アンコール」さんの飴ちゃん(関西のおばちゃん風)が定番プレゼント。
いろんな柄とフレーバー |
彼女は今、チョコレートを製造している会社のお手伝いをしているとか。
チョコとバラの花 |
贈ってくれました。
実はケインを含む、他4名の卒業生たちがバレンタインの前日に集まって、
少しずつお金を出し合い、子どもたちにもプレゼントを買ってくれていたんです。
この日の午前中に5人の代表として届けてくれたサヴィーからその話を
聞いていたので、
「ケイン、子どもたちへのプレゼントもありがとうね。みんな喜んでたよ。」
私がそう話すと、ケインは続けました。
「おかあさん、私にありがとうって言わないで。だって、私たちはおかあさんから
たくさん助けてもらったでしょう。だから私たちは子どもたちに親切にしたいと
思うだけなんですよ。」
誰かにもらった思いやりを、今度は別の誰かに受け渡す。
そんなシンプルな気持ちのやり取りが、長いときを超えて行われたのですね。
難しいコトバやリクツなんていりませんね。
好きだから・・・、自分にとって大切だから・・・。
ただそれだけが理由なんじゃないかな。
自分の一番そばにいる人たちに思いやりを。
そこから始めたら、時間はかかるけどきっとなにかが変わっていくはず。
ケインに教えられた気持ちです。
みんな、ありがとう。
★おまけ★
最終的には、卒業生ケイン・パナー・サイハーからの花束、そして子どもたちからの
花束。さらには卒業生全員からフルーツまで・・・。
ドラゴンフルーツとランブータンの甘さにほっとした時間のバレンタインデーでした。